井上勇夫税理士事務所
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経営『小さな会社の「必勝の経営術②」中小企業は”強者の戦略”で戦うな!②』について
2019年6月14日  Category:事業繁栄
Category:事業繁栄
2019年6月14日

みなさん、こんにちは。奈良県生駒市の井上勇夫税理士事務所 税理士いのうえ君です。
今日は6月14日(金)です。
昨日のブログは、『経営「小さな会社の必勝の経営術②中小企業は”強者の戦略”で戦うな!①』について書きました。
今日のブログは、その続きを書きますね。

『強者の戦略』

⑤強者は、卸会社を使った間接販売をする
卸会社は長年の営業活動によって、何社もの販売店や小売店との取引があり、強者は、複数の卸会社を利用して地域市場のカバー率を高くします。売上が増えるだけでなく、弱者が大きくなるのを未然に防ぐことにつながります。

⑥強者は、テレビや新聞などのマス広告を利用する
強者のメーカーが卸会社を利用して間接販売をすると、販売店や再最終利用者との人間関係が弱くなるので、それをカバーするためにテレビや新聞、ネットを使ったマス広告を利用します。また、駅や空港など人が大勢集まる場所に大きな広告を出して、会社の認知度を高めます。

⑦強者は、弱者が新製品を出せば直ちに同じ商品を発売する
弱者が業績向上を狙って新製品を発売したとき、それを放置すると弱者が勢いづいて強者の地位を脅かします。その事態を防ぐために、強者は同じような商品を発売して弱者の売上が伸びるのを防ぎます。それには多くの経費が必要になりますが、これは1位の座を守るための”損害保険”であり、手抜きはいっさいしません。

⑧強者は資金力を活かして関連会社に出資する
強者は、市場の範囲を広くする過程で、都合の良い会社があればそれをM&A(出資や買収)することで、弱者を包囲します。M&A(出資や買収)は強者の戦略です。

⑨強者は重装備な経営をして弱点を作らないようにする
強者は、生産に必要な機械、土地や工場に大胆に資金投資して、重装備な運営をすることで弱点を少なくして弱者がつけ入る隙を与えません。

以上2日間に渡って書きましたが、強者の戦略が実行できる会社は、わずか0.5%しか存在しませんので、強者の条件を満たさない会社がこの戦略をマネすることは思い止まるべきだと考えます。

 

【出典】TKC事務所通信   2019年7月号より